TRAIL＜渡良瀬＞

★　今日の ”風景画”

★　今日の”鳥さん”

　　　　　　　　　　　＊

★　本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”

『おやっ？.....』

『今、誰かがあたしの名前を呼んだような気がするけど？.....』

『気のせいかしら？......』

　　お〜い、ツグミちゃ〜ん！！.....

『やっぱり、誰かが呼んでるわ！！.....』

『な〜んだ.....』

『誰かかと思ったら、おっちゃんじゃないか！！......』

『おっちゃん、どうしたの！！？......』

『ええっ？何ですって！！？......』

『”鳥さんの目玉は大きいか小さいか、教えてくれ”だって？.....』

『何よ、いきなり！！.....』

『ふつう、行き会ったら、”しばらくだったね”とか”元気だったかい”とか先ず　はそういう挨拶から入るのと違う！！？.....』

『それを、挨拶も無しに、いきなり "鳥さんの目玉は大きいか小さいか教えろ"

　だって！！.....』

『まったく、いい歳こいて、何考えているのかしら！！.....』

『お〜い、変人さ〜ん！！.....』

　　ううん？.....

　　ツグミちゃん、今、なんか言ったかい？......

『言わない、言わない！！......』

　　そうかい.....

　　それなら、いいんだけど.....

　　ところで、さっきの質問なんだけどさあ、もう一度聞くけど、鳥さんの目　　　玉って大きいの？それとも小さいの？......

『う〜ん.....　そうね......　小さいといえば小さいし、大きいといえば大きいん　じゃない.....』

　　何じゃと！！？.....

『だからさあ！！　人間や犬やネコに比べれば確かに小さいけど、自分の頭部　の大きさとの兼ね合いで考えると、異常に大きいということよ！！.....』

　　”自分の頭部の大きさとの兼ね合い”？.....

『そうよ.....』

『だってさあ、あたし達って、左右の目玉の面積を合わせると、頭部前部の　　2/3を占めてしまうんだもの......』

　　なるほどのう.....

　　そう考えれば、確かに超デカイよのう......

　　そういえば、わしもどこぞで、鳥の脳味噌は、全体の1/3が視覚のために　　　使われているという話を聞いたことがあるぞ.....

『そう、そう、その通りよ.....』

『もう、そのことだけでも、あたし達鳥はいかに視覚に頼った生活をしている　わがかるでしょう.....』

　　そうじゃのう.....

　　そうすると、鳥さん達にとって、眼はまさに命と言っても過言ではなさそ　　　うじゃのう.....

『そうよ、その通りよ！！.....』

『おっちゃんも、1年に1回くらいはましなことを言うんだね！！.....』

　　何じゃと！！？....

　　1年に1回は、余分じゃよ！！.....