” 今日の出会い”(No.487)2017/02/03

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”






           *




           *



           *



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


  あれっ?......
  ”空太郎”のやつ、さえずってるよ!!.....
  2月になったので、そろそろ”歌”の練習を始めよったかいのう?.....
  お〜い、”空太郎”〜!!.....
  声の調子はどうじゃあ!!?......


『あれっ?おっちゃんじゃないか!!.....』
『今日もこの強風の中を性懲りもなく出かけてきたんだ.......』
『まったく、おっちゃんときたら、ほんとに 物好きというか阿呆というか....  言葉がないよね.....』
『この強風と寒さのなかで、脳梗塞でも発症したら、どうするんだろう.....』


『お〜い、おっちゃん〜!!...... 声の調子はまあまあだから、今年はい   い”歌”が歌えそうだよ!!...』
  おお、そうかい、そうかい.... そいつはよかったのう!!.....
  春本番になったら、是非きれいな歌声を披露しておくれよな!!......
『うん、頑張るよ!!.....』
  ところで、お前さんに一つ聞きたいことがあるんじゃが......
  鳥さん達って、いったいどこで声を出しているんだい?......


『声?......』
『おっちゃん、今さら何寝言言ってるのよ!!......』
『声は喉から出すに決まってるでしょうに!!....』
  おい、おい、勘弁してくれよ!!.....
  いくら わしが阿呆でも、声が喉から出てるくらいのことはわかっておるが   な.....
  問題は、喉のどこから出しているのかい?ということだよ.....
  人間と同じように声帯から出しているのかいのう?....


『”声帯”!!?.....』
『それって、何さ?....』
  人間が声を出す器官じゃがな......
『ふ〜ん......』
『人間て、そういうところから声を出していたんだ......』
『知らなかったなあ.....』
  で、お前さんたちも声帯から声をだしているのかい?......


『あのねえ、おっちゃん!!.....』
『おらっちは人間じゃないので、声帯というようなものはもっていないの...』
  もっていない!!?....
  そんじゃ、声はいったいどこから出ているんじゃよ?......
『鳴管(めいかん)よ!!.....』
  ”鳴管”!!?.....
『そうだよ!!.....』
『ちょうど、気管と気管支が出会うところに小さな豆粒のようなものがあるん だけど、それが鳴管だよ......』
  ふ〜ん......
  鳥さん達が声を出す器官は”鳴管”というのか......
  しらんかったのう......
  それを聞いただけでも今日は一つ勉強になったよ.....
  ところで、人間の声帯とお前さん達の鳴管は、どっちが性能がいいんじゃ   ろうのう?.....
『もちろん、鳴管に決まってるでしょ!!.....』
  どうしてじゃ?.....
『だって、人間の声帯って、息を吐き出す時しか声が出せないと聞いたことが あるもん.....』
  おお、その通りじゃが....
  お前さん達だって同じだろう?.....
『と、考えるのが、人間の浅はかで悲しいところなんだよね〜......』
『人間て、自分がそうだ思うと、すぐ他人も自分と同じだと思い込んでしまう 癖があるんだから....』
『まったく、悪い癖だよね....』
『じつはね、おらっちの鳴管はね、吐き出す息でも、吸い込む息でも、両方と も声を出すことができるんだよ.....』
『おっちゃん、ミソサザイさんのさえずりって聞いたことがあるでしょう.....』
  おお、もちろんじゃがな......
『ミソサザイさんのさえずりって、聞いている方が苦しくなってしまうくらい  結構長い時間声をだしているよね......』
『あれはね、吐き出す息でも、吸い込む息でも声を出せるからこそ出来る芸当 なんだよ.....』
『人間みたいに、吐く息だけを使っていたら、あんなに長時間さえずり続ける ことはできないよ.....』
  なるほどなあ....
  そういうことだったのか......
『でも、おっちゃんは変人だから、もしかしたら ミソサザイさんと同じような 芸当ができるかもしれないね.... どう、一発挑戦してみる?.....』
  何じゃと!!?......