” 今日の出会い”(No.491)2017/02/21

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”

       * アトリ 四態





      * アカウソ 三題

(♂)
(♂)
(♀)

           *

<ジョウビタキ(♂)>

<ジョウビタキ(♀)>

<エナガ>

<イカルチドリ>

<タヒバリ>

★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『ええっ? 何だって!!?......』
『風が強くて聞こえないよ〜!!.....』
『おっちゃん、もっと大きな声で、もう一度言ってくれない!!?......』
  あんなあ!!.....
  ”お前さんの足指は何本あるのか?”って聞いておるんじゃよ!!.....


『”足指は何本あるのか?”って.......』
『おっちゃん、この冷たい強風の中で、何をバカなこと言ってるのよ!!?.』
『そんなこと どうだっていいじゃないか!!?.....』
『そんなことより、いつまでもそんなところにいると凍死しちゃうよ!!....』
  まあ、そう言わずに教えておくれよ!!.....
  せっかく、この強風の中を出かけて来たんだからさあ!!.....
『まったく、おっちゃんて、どうかしているよ!!....』
『だいたい、こんな冷たい強風が吹きすさぶ日に渡良瀬くんだりに のこのこと 出かけてくる年寄りはいないよ!!.....』
『普通 お年寄りは、こんな日はコタツにつっこまって沢庵でもかじりながらテ レビの番付きでもしているもんだがね.....』
  だからさあ、わしは普通の年寄りじゃないんだって!!......
『あ、そうか......』
『ごめん、ごめん......』
『おっちゃんは、確か、変人だったよね.......』
  ?????......
  もう 何でもいいからさあ、早く足指の数を教えてくれんかいのう......
  わしゃ、寒いでよオ!!.....
『まったく、おっちゃんと話をしていると頭が変になりそうだよ!!.....』
『お〜い、ジョビ男〜!!......』
『何とかしてくれ〜!!.....』


『まったく、しょうがねえおっちゃんだな!!......』
『お〜い、おっちゃ〜ん!!.....』
『今から、おっちゃんのすぐそばに行くから、足指の数くらい自分で数えな  よ!!......』
  おお、ありがとさんよ!!......


『どうだい、数えられたかい?......』
  ええと....
  前向きが2本で、後ろ向きが1本、合計3本か!!?.....
『?????......』
『おっちゃん、ついに数まで数えられなくなってしまったんかい!!?.....』
『あ〜ああ、歳はとりたくねえもんだよなあ.......』
『おっちゃんも、ついに来るべき時がきてしまったか!!?....』
『人生って、悲しいね.....』
『おっちゃん、ほら、もう一度よ〜く見てごらんよ!!.....』
『前向きの足は2本じゃなくて3本あるでしょうに!!.....』
  ”2本じゃなくて3本”?.......
  ありゃ、ほんとだ!!......
  やっぱり最近 わしも白内障の影響が出てきたのかもしれんのう?......
『あのなあ、おっちゃん、一般に普通の鳥はね、前向きの足指が3本で後ろ向   きが1本の合計4本なんだよ.....』
   4本?......
『そうだよ!!....』
『ただし、中には例外もあるけどね.....』
『たとえば、キツツキさんなんかは前向きの足指が2本で後ろ向きが2本になっ ているし、ミユビシギも名前の通り前向きの足指が3本だけで後ろ向きの足  指はなかったりするけどね......』
  なるほどなあ......
  ちなみに わしの足指も前向きの足指が5本で後ろ向きの足指はないが、こ   れも例外のうちに入るのかいのう?......
『はあ????.....』
  ところで、ついでにもう一つ聞きたいのじゃが、鳥さん達は今日のような   風の強い日に枝に止まっていて、風に飛ばされて枝から落っこちるよう   なことってないのかいのう?.....
『はあ???.....』
『おっちゃん、鳥が風が吹くたびに飛ばされて枝から落っこちていたら仕事に ならないでしょうが!!.....』
  ま、それもそうじゃがのう......
『あのねえ、おっちゃん、鳥というのは、”関節”を強く折り曲げれば折り曲げ るほど腱が引っ張られて、自動的に足指が枝を強く握り締めるようにできて  いるんだよ.....』
『だから、枝に止まって 間違って居眠りをしてしまったとしても低い体勢を維 持している限り足指が枝から離れることはないのだよ.....』
『そこが、おっちゃんと違うところさ.....』
『おっちゃんは 最近 椅子に腰掛けてよく居眠りをしているけど、時々椅子か ら転げ落ちそうになって、慌てて眼を覚ましていることがあるでしょう.....』
『鳥には、そういう”寝ぼけ行動”はないということだよ......』
  ふ〜ん.....
  そういうもんかいのう.....