” 今日の出会い”(No.255)2015/01/26

★ 今日の ”風景画”


★ 今日の”鳥さん”<確認種数:29種>

      * アオジ 三態




       * ベニマシコ 二態



     * ジョウビタキ 二態



★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク


『いい天気だなあ!!......』


『ホントにいい天気だ!!......』
『あったか過ぎて、何だか、あたし、眠たくなっちゃったわ..........』


『まるで春のようだ!!......』


『あんまりあったかいので汗かいちゃった!!.....』
『一休みだ!!.....』


『まったく穏やかな日和だこと!!......』


『こんな日は、ただボーッとしているだけで幸せだわ!!......』



『ところで、おっさん、おっさんの足元近くの黒い実は何なの?......』


『なんだか食べられそうな気もするけど......』


『おっさん、あの黒い実の正体、教えてよ!!.......」

あれか........
あれはな、ヤブランの実じゃがな.....
と言っても、正確には”実”ではなく”種”だが.....
外見は”実”に見えるが、じつは”種”そのものなのじゃよ.....
ふつう、種というのは実の中にある場合がほとんどなのじゃが、ヤブランは種そのものが剥き出しになっているのじゃ......
ところで、本種には”ラン”という名前がついているが、分類学的にはランの仲間ではなく”ユリ”の仲間になっているので間違えぬようにな.....
『ふ〜ん.......』



『おっさん、ついでに、目の前の変な葉っぱも教えて!!......』


『裏側はどうなってるんだろうか?......』


『なんだか、渡良瀬に登ってきたサケの骨みてえな葉っぱだな......』


『自然界には不思議な形の葉っぱもあるもんだわね......』


『おっさん!! 湯船の中からで悪いんだけどさあ、おらも興味あっから、あの葉っぱのこと、何か教えてよ!!.....』

あの葉っぱか.....
あの葉っぱはね、実はシダの仲間の”ヤブソテツ”という植物の葉なのじゃ.....
そんなに珍しい植物ではないから、気を付けてみれば、結構見つかるものじゃよ..... 今度、お前さんも見つけてごらん.....
さて、ここで大事なことを一つ教えてやろう.....
ポイントはこの植物の葉っぱの数、枚数だ......
いったい、この植物には葉っぱが何枚あると思うかね?.....
20枚?..... それとも30枚?.......
正解は、1枚じゃ!!......
確かに小さな葉っぱは30枚以上あるかもしれない、しかし、シダ植物の場合は
全体で一枚と考えるのじゃよ。一枚の大きな葉っぱを31個に分割した状態と考えれば、わかりやすいだろうか.....
このような葉っぱを”複葉”というのじゃ.....
葉っぱにも、大きく分けると”単葉”と”複葉”の二つのパターンがあるのじゃよ..
『へ〜...... おら、そんなこと初めて聞いたよ......』
『世の中には、おらの知らねえことが、いっぱいあるもんだやな.....』


『あの人達、おっさんの言ったこと、少しは理解できたのかしら?......』