” 今日の出会い”(No.312) ― 2015/06/11
★ 今日の ”風景画”
★ 今日の”鳥さん”＜確認種数：21種＞
（カワセミ、キセキレイ、コゲラ、キジ、オオヨシキリ、カワラヒワなど......）
＊ コチドリ 六態
＊ ホオジロ（幼鳥） 三態
＊ セグロセキレイ（幼鳥） 三態
＊ カワラヒワ（幼鳥） 二態
★ 本日の ”おっさん”と”鳥さん”の愉快な ”トーク”
＊ ”おっさん”と”鳥さん”と植物と......
『あれっ？.....』
『おっさん、あれはアザミじゃないの？......』
そうじゃよ....
『アザミの花って、確か秋に咲くもんだと思っていたけど？......』
そうじゃよ.....
一般にアザミの仲間の多くは、秋咲きのものがほとんどじゃが、なかには 春から初夏に咲き出すものもあるんじゃよ.....
それが、これじゃよ.....
これは”ノアザミ”という種類で、花の下（総苞）を触ると、ネバネバする のですぐにわかるよ......
このネバネバが”ノアザミ”の特徴の一つだから、今度、また見つけたら触 ってごらん.....
『おっさん、あの小さな白い花、きれいだね......』
『まるで、打ち上げ花火みたい！！.....』
『あれ、何という花なの？......』
おお、あれかい......
あれは、セリ科の”ヤブジラミ”じゃがな！！......
セリ科の植物は、みんなあんな感じの花を咲かせるんじゃよ.....
『ふ〜ん.....』
お前さん、ニンジンは知ってるだろう？.....
あのニンジンもセリ科だから、花はやっぱり、これと同じような花を咲か せるんじゃよ.....
『ふ〜ん、そうだったの.....』
『ニンジンは食べるだけで、花のことなんか考えてもみなかったよ！！...』
『今度機会があったら 見てみよう、っと！！.....』
『それにしても、誰がシラミなんていう名前をつけたんだろう....』
『あんな、可愛い花なのに！！......』
『おっさんなら、あんな名前にはしなかったよね！！.....』
もちろんじゃがな！！......
『おっさん、バラの花が咲いてるよ！！......』
あれ、ほんとだ！！.....
あれは、野バラの一種で、”テリハノイバラ”という種類じゃよ.....
葉に光沢があって、テカテカしているので、”照り葉”（テリハ）じゃが な......
この辺の野バラには、ただの”ノイバラ”と”テリハノイバラ”の二種類があ ってのう、花は、”ノイバラ”より”テリハノイバラ”の方が大きいのじゃ.....
でも、香りは、どちらもバラ特有のいい匂いじゃよ......
『おっさん、あの花、去年もここで咲いてたって本当なの？.....』
本当じゃよ......
お前さんは、今年産まれじゃから知らないと思うが、わしは確かに去年も ここで あの花を見ておるぞ.......
川原の中なので、ひとたび洪水が起これば、根こそぎ流されてしまう運命 にある木なので、今もここで生育できていること自体、稀なケースといえ るじゃろう.....
しかし、来年再び見られるかどうかは保証の限りではないがのう.....
去年は大きな洪水がなかったので、たまたま運良く残っていたのじゃよ...
『ふ〜ん......』
『ところで、おっさん、あの木は何という木なの？.....』
”キササゲ”という木じゃよ.....
花が終わると、ササゲに似た細長い実をたくさんぶらさげるのじゃよ.....
それで、ササゲの名前が付けられたってわけじゃがな.....
ちなみに、白い花を咲かせるキササゲもあるんじゃが、それは”アメリカキ ササゲ”というやつじゃよ......
『どこからか、いい匂いがしてると思ったら”出どこ”はこの花だったん だ！！？.....』
『おっさん、この花は何という花なの？......』
これは、ほれ、あの有名な”ムラサキシキブ”の花じゃがな！！......
『ムラサキシキブって、これか！！？.....』
『名前は聞いたことがあるけど、本物を見るのは今日が初めてだよ！！.....』
『それにしても、いい香りだね......』
『目を閉じて このほんのりとした優しい香りを嗅いでいると、何だか夢の世界 に入り込んでしまいそうだ.....』
そうじゃな.....
本当に、えも言われぬ いい香りじゃよ......
★ 今日の ”ちょうちょうさん”
＜オオチャバネセセリ＞
＜キマダラセセリ＞
＜ミドリヒョウモン＞
＜コミスジ＞
＜ムラサキシジミ＞
★ 今日の ”トンボさん”
＜コオニヤンマ＞
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